SERENGETI60

SERENGETIの素材と機能をご紹介します。

LENS MATERIAL:SERENGETIでは2種類のレンズ素材をご用意しています。

◆POLAR PHD(Polar Phdレンズ)
 米陸軍の超軽量防弾プロテクター開発プロジェクトから生まれたNXT素材で作られたこのレンズは、従来のガラスより75%、ポリカ―ボネート製よりさらに10%軽量で、その視界はガラス並みにクリア。素材特有の柔軟性や耐薬品性はもちろん、セレンゲッティ独自開発技術の調光・偏光・スペクトラルコントロール機能に合わせ、汚れを弾くコーティングがレンズ両面を保護します。指紋、傷などからもレンズ保護し、さらに7層のコーティングが光の反射を防ぎギラツキを抑えます。2009年の「Silmo」レンズ部門でグランプリを受賞したレンズです。
※NXT素材について詳細はこちら
silmodor
◆ULTRA-LIGHT GLASS(ウルトラライトガラスレンズ)
 職人技が光る、セレンゲッティのガラスレンズ。約10cmの「パック」と呼ばれるガラスの固まりを削り、磨き上げる方法で生産されます。連続溶解法により生産された大量のパックが、プログラムでコントロールされた機械により削り出された後、職人の厳しい目で一つ一つ検品を行います。両面研磨の眼鏡レンズと同品質のレンズを使用FDA(アメリカ食品医薬品局)基準の傷防止、剛球による衝撃試験をパスした強化ガラスで、対衝撃/対傷性にも優れ、温度変化にも強くなっています。一般的なガラスレンズより20%程度薄く軽量。
glass-4

 

LENS TECHNOLOGY:SERENGETIが誇る3つの技術

1:SPECTRAL CONTROL(スペクトラルコントロール)
セレンゲッティ独自開発技術「スペクトラルコントロール」。
フィルター効果により、全ての光線を波長別に侵入防止・光量の調整を行います。コントラストが高まり、対象物の輪郭がハッキリ鮮明に見えるようになるため、裸眼時よりも情報処理しやすく、反応スピードが向上します。またブルーライトカットするので眼精疲労の軽減にも効果があります。全てのセレンゲッティに搭載されています。
SC無し
○通常視界(スペクトラルコントロールなし)
SC有り
○セレンゲッティレンズ使用(スペクトラルコントロール有)
物の輪郭とコントラストがハッキリとして、鮮明に見えるようになります。

 

2:POLARIZATION(偏光機能)
雪面や水面、路面、車のボンネットなどから反射して感じる強烈なギラツキ。これら乱反射による光は眼精疲労の原因となります。それを抑える機能が偏光機能です。偏光レンズはこれら乱反射光を取り除くために設計されています。すべてのセレンゲッティレンズに搭載されています。車のドライブはもちろん、偏光機能はあらゆるシーンで視界の快適さを向上させます。
なかでも、Polar PhDレンズシリーズの偏光機能は画期的。従来の偏光膜を使用しない、レンズの裏側に「層」として装着されるコーティングで、最新の表面技術です。偏光度98%以上を確保するレンズで、下記の様なメリットがあります。
1:従来レンズよりも薄く軽量な仕上がり
2:自由度の高いレンズデザイン
3:偏光膜の剥離等の問題が改善
※ガラスレンズは偏光膜が使用されています。

偏光機能_S

3:PHOTOCHROMIC(調光機能)
セレンゲッティの調光機能は、レンズ表面への練り込み方式。この練り込まれた素材が紫外線に反応し、レンズカラーが変化します。レンズカラーが濃い状態でも「スペクトラルコントロール」機能により高コントラストが維持されるため、眩しさは防ぎつつもクリアな視界を得る事が出来ます。
調光機能_S
<調光レンズ>
紫外線が弱い(通常・光の弱い)シーンではレンズは薄く
紫外線が強い(通常・光の強い)眩しいシーンではレンズは濃くなります。